生涯現役−第2の人生を充実させるための生き方

2010-04-12 15:23:19

よく人生は『山登り』に喩えられます。私はその『山』が2つ存在すると考えます。学生時代を経て自分の足で最初に登る『第1の山』。この山頂に達するにはおよそ40年かかります。『第1の山』を制覇すると、人は再び『第2の山』に向かうことになるのです。山を登るときは登りきることを目標に無心に登ります。頂上に近づくにつれ達成感が増し、到達すると征服感に酔いしれます。その達成感・征服感を2度も味わうことができる人生は素晴らしいことだとお考えになりませんか?

学生時代に読んだ書物の中で、今なお強く心に残っている一節があります。
それは、『20代は相手に愛を求め。30代は愛よりお金を求め。40代は相手への責任上とにかく辛抱。50代は相手の将来性に諦めが生まれ。60代になって始めて相手への感謝の気持ちが生まれる。』という一節です。
この一節は夫婦愛について述べられたものでしたが、人生におけるキャリアプランもこの夫婦愛と同じようなルートを辿る気がします。なぜなら、『20代は仕事に楽しみを求め。30代は楽しみより昇格・昇給を求め。40代は放棄できない現状にとにかく辛抱。50代になると俺もここまでかと諦めが生まれ。定年を迎える60代、よく働いたなと自分に感謝。』というようにオーバーラップできるような気がするからです。

試行錯誤しながら登り詰めた人生でしたが、最後は達成感と感謝が生まれてくるのです。しばらく骨を休めたら、これまでの経験をしっかりとした体力に変え、私たちは再び2つ目の山に向かって歩き始めるのです。
会社人生40年、精力的に働き、貢献してきた人生を振り返ると『まだまだ、働ける、まだまだ貢献できるぞ』という闘志が目覚めてきます。
そう、その時を見逃してはなりません。自らが築いた技術・知識をそのまま葬るということは『残念』なことです。その確かな40年間に蓄積された経験という財産をこれからの人生に投資するにはどうしたらよいのでしょう。その答えを見いだせるのが『エイジング・アドバイザー®』の講座です。さあ、あなたは、次はどの山に登りますか?


大石 久美子

大石 久美子 (おおいし くみこ)
エイジング・アドバイザー®/世渡り指南師®/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント/認定エグゼクティブ・コーチ
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