充実した人生

2010-04-05 16:47:59

私は先月古稀を迎えましたが、これからの人生を益々充実させて生きてゆこうとの思いを新たにしています。
私の場合、今から16年前の54歳のときに、勤務していた会社がライフプランセミナーを開催してくれました。そこで知ったことはまことに衝撃的でした。それは私どもが平均的に生きる定年60歳からの20年間に有する自由時間が10万時間あること、そしてこの10万時間の長さは、これまで30余年間会社に拘束されてきた時間に匹敵するということでした。
まさしく第2の人生があるということです。その時点から私の定年後を如何に生きるかの方策の模索が始まりました。一般に私ども高齢者の弱点は健康、経済、孤独の3Kといわれています。
いかにして生きがいをもってこれからの人生を楽しんでいくかを考えるに当たり、一番重視されるべきは、今まで培ってきた知識、経験や技能を傾注できるような仕事の場を得ることと思います。
これまで自己の能力のすべてを注いできた職場から、定年の名の下に追いやられ、孤独に生きてゆかなくてはならないとしたら、それは本当に耐えられないことです。自ら一念発起して、より美しく定年後の熟年時代を生きて行こうとの決心が必要になります。私の経験から、若い年齢の早い段階から計画的な準備をお勧めいたします。
外には新興国の台頭による市場経済のグローバル化、情報通信革命、内には人口構造の少子高齢化という内外の急激な構造変化が生じています。
少子・高齢社会において私たちが必要としているのは、人生をいかに生きるかという、長期的かつ実践的な行動プランです。やりがい・働きがいの感じられる職業に就いて、情熱を持って仕事に取り組み、よい成果を成し遂げていくことにより、自己実現を図りながら一方では収入を確保し、自分の生活を守ってゆくことが必要です。
そのための一助としてライフプラン系ダブルライセンスを目指して受講されるようお勧めいたします。


荒 隆文

荒 隆文 (あら たかふみ) 満70歳
エイジング・アドバイザー®/世渡り指南師®/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント/認定エグゼクティブ・コーチ
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