超高齢社会をプラス思考で乗り越えよう

2010-08-03 00:58:08

前回100歳でも現役を狙うと言葉にしましたらその気になってきた。
企業勤務者は昭和27年生まれから国民年金定額部分が65歳に、また昭和35年生まれから厚生年金報酬比例部分が65歳にそれぞれ支給開始される、今年50歳以前の人は65歳まで無年金となる。(ただし女性は45歳以前の人)

厚生労働省生命表資料を見ると2055年時点で65歳の人が90歳まで生きる確率は、男性:今の約25%から42%に、女性:約48%から65%になると予測されている。
50歳まで仕事で走ってきたら、ここから65歳まで走り続けられるよう、ライフプラン、老後の資金準備計画、80歳までのキャリアプラン固めの準備をし、50歳から15年間で実行することが益々重要になってきた。少子化が進む中、主婦、高齢者の社会出動が期待されてきており、60歳からは豊富な経験と知恵を生かし、社会に恩返しをする仕事に就き、若者が世界で活躍できる場を広げる助けをして、元気な日本を築き上げてゆく底力になり、健康を頂いて長生きしたいものです。例えば私事ですが62歳で定年退職し、キャリア・カウンセラーとして8年間約4000回のカウンセリングと就職支援講師を通じて1万人近い人と接してきて、再就職のお手伝いができ、約380人の人脈を新たに作り健康を頂いております。誰でも社会のニーズに応えられる経験知識がある。
日常生活の中で特に中高年を取り巻く環境は、仕事、子育て、介護支援、生活費等を含め様々な家庭状況があり、将来をみると不安が出て来ます。こんな時に生涯の生活設計をアドバイスしていただける人、すなわち世渡り指南役が存在すると家族の協力で自立の道が開けると痛感する。私がカウンセリングを通して多くの人と出逢ってきましたが、皆さまから多くの知恵を頂き、私は皆様に今から12年先に立った時どんな自分でありたいか考えていただきたいと言い続けた。そうすると誰もが真剣に取り組み始めました、そして多くの方に貴重な気付きを頂いたと感謝されてきました。普段仕事や生活に追われ、ついつい自分のことを真剣に考える時間を作ることを忘れ、気づいたら60歳になっていた。退職後、老後の準備は大丈夫かと思い、計画を見直してあわてます。したがって65歳まで無年金時代が迫る中、第2・第3の人生計画を40歳、45歳、50歳の節目で家族と考えることはとても意義高いプラス思考になる。明るくスピードが掛った変化の時代を乗り越えて人生を全うしたいと誰もが願う。
今年70歳の仲間26人と18年ぶりに再会する機会があり、75%の方がガン等の患いで手術を受けていた、5%は仕事に就いていた。預金も少なくなり年金生活は辛い、年金が子供の生活費に回る、病院代・薬代も出ない、凄い時代になったと嘆く。こんな事なら若いうちに生活設計をしておけばよかった、先を予測することすら気づかなかったと反省の声が多かった。術後まだ元気だから仕事をしたいと考える人も多かった。しかし老人の雇用はないとあきらめている。
エイジング・アドバイザーの資格を取得して、人生設計のアドバイザーとして活躍することは、社会に大きく貢献できる。経験豊かな年長者が活躍できる素晴らしい資格であり、人から感謝される遣り甲斐のある80歳まで仕事に就けるチャンスが掴める。


齊藤 榮一

齊藤 榮一 (さいとう えいいち)
エイジング・アドバイザー®/世渡り指南師®/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント/認定エグゼクティブ・コーチ
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