人生をどうまっとうするか?

2010-05-11 11:28:34

人生をどうまっとうするか?
女性のキャリアデザインは、自分だけで決めてよいとは言うものの、自分のためだけに設計するのは難しさがあります。
社会は、まだ、女性に育児、介護、看護という大きな役割をはたすことを望んでおり、家族もまた、同じように望むからです。
結婚するときはさほど感じなかった夫の働く環境や条件も、いざ!夫の海外勤務のための辞令が出されるや否や、わたしだって仕事を続けたかったのに・・と、半ばうつ状態に陥るほど気分を鎮めてしまい、家族関係や夫婦関係を損ねてしまうような結論を出してしまう女性からの相談をお受けするときは、ほんとうに辛く思います。

社会からひと時も離れたくないから、子どもなんてとんでもない。考えたこともありません、とか、お一人様の人生だって、女一人はたいへんなんだから、言うほど楽じゃない生き方を選択するのよ、どこが悪いの?という女性もまた、片手落ちな人生設計をしようとしているのではないか?と、別の視点を与えます。

男性だから、女性だからと言って、自分の性を強く意識することは必要ないかもしれません。しかし、社会の一員としてどう生きるかを考える時、風土や風習、求められる役割が歴然と違うことも受け入れる必要があるのではないかと思います。

途切れがちな女性のキャリアだからこそ、記録を残すことが大切ですし、これから先の設計を、ざっくりゆとりを持たせて考えておく必要があるのです。
エイジング・プラン・ノート®は、足元だけを見つめて、一喜一憂する女性には、とても大切な人生設計のお手伝いのための道具です。
いくつまでには絶対これをしなければならないと考えがちな女性特有の気質では、思う通りに人生が進まない苛立ちを強く感じてしまうだけです。
大まかに、年代ごとの目標を描き、軌道修正を余儀なくされた時も、概ね自分の進みたい方向に進んでいることを確認するために、ぜひ、お勧めするノートです。
また、これくらいのことでは・・と、社会との接点をもたない女性にとっては、客観的に冷静に自分の経験を評価してもらうためにアピールすることができるものとして活用することも可能でしょう。
いずれにしても、遠い未来を創造するためには、道具を上手く活用することはとても重要なポイントです。あなたがあなたらしく生きるために、一緒に遣ってみませんか?


竹内 和美

竹内 和美 (たけうち かずみ)
エイジング・アドバイザー®/世渡り指南師®/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント/認定エグゼクティブ・コーチ
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