老後は実務経験生かして若返る

2010-05-03 16:50:45

第一の仕事人生を突っ走り50歳を超えた頃、60歳からの第二の人生を準備することは意義が高いと考えます。60歳以降、今わの際までの生涯設計を描き、50歳から計画的に充実した行動を起こすことで、焦りを自分の意思で前向きに変えて行けます。50歳からの10年は第二の人生をスタートさせるに必要な実務経験と、必要な資格、技能、匠の仕上げを意識して取り組む時でもあります。まず60歳代に入ると健康が心配になり誰もが迎える体力の限界との生活に入ります。また、今迄関わって来た人脈も限られた人数に激減し孤独感から抜け出す行動も大切です。

生涯設計に当って次の3要素を考えることは必須である。
(1)生涯人生計画;ライフプランでは、60歳までに出来なかったことを果たす。たとえば日本一周旅行、世界旅行、資格取得、趣味、等を行う。

(2)生涯の経済計画;ファイナンシャルプランでは、生涯生活に必要な家計経済は大丈夫か収支バランスを詳細に組み立て、お金、資産にも働かせ財を産ませる戦略を組む。

(3)生涯現役で働く計画:キャリアプランでは、預金や退職金の減少を最小限に食い止めるため、企業経験を生かし地域社会に根ざし、ワークライフバランスを実現する。

世界一超高齢化社会、グローバル化の波、時代の速い変化等を目の前にして、過去に経験のない環境の中で前向きに新たな発想で、生涯計画の構築に挑戦して行くには、上記の(1)~(3)について優しく実践的アドバイスをして頂ける専門家がいたら非常に助かる。一般に夫婦、独身それぞれ異なる生涯設計の課題を抱えており、一人で悩まず広い情報と解決方法をアドバイザーから得て、主体的に組み上げて生涯現役を目指して行くことが大切な時世に来た。

こうした、中高年者の抱える人生上の総合課題を一人で指南出来る公認資格が誕生したことは、時代の大きな要請にタイミング良く登場したと言えます。早くこの資格を取得して。全国でアドバイザー、講師として、不安を抱いておられる方をサポートする社会的意義は尊いと確信いたします。私は45歳からシルバー80歳までの生活資金を具体的に組み立てた時、80歳までは仕事をして収入を確保せねばならないと云う衝撃に会い気付いた。今70歳現役で走っているが、90歳に向けての生涯現役設計を持って、新たな挑戦を行っている。これもエイジング・アドバイザーとの出会いで実現できた。100歳でも現役を狙う。


齊藤 榮一

齊藤 榮一 (さいとう えいいち)
エイジング・アドバイザー®/世渡り指南師®/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント/認定エグゼクティブ・コーチ
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